松原良香コラム“サッカー人”
第20回 アレッシャンドレ・アキ さん
今回、紹介するアレッシャンドレのことをご存じの方は少ないかもしれません。元日本代表フォワードの呂比須ワグナーの義理の弟、あるいはシルビオ・アキさんの息子と言えば、古くからサッカーのビジネスに関わっている方はご存じかもしれません。
シルビオさんは、サッカーの代理人の草分け的存在です。Jリーグの草創期以前から、ブラジル人選手をクラブに紹介していました。特にベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)との結びつきは強く、ベッチーニョやアウミール、ニカノールなどはシルビオさんが紹介した選手たちです。また、ゾノ(前園真聖)がサントスでプレーした時、間に入ったのもシルビオさんでした。
当時、アレッシャンドレはゾノのマネージャー的役割をこなしていました。アレッシャンドレはブラジル生まれの日系人です。ただ、高校から静岡の静岡学園に通っていたこともあり、日本語を話すことができます。
来日してしばらくはなかなか日本語になじめず大変だったそうです。彼はその後、日本体育大学に進学、そこでもサッカーを続け、ベルマーレ平塚で短期間ではありますが、プレーした経験があります。
サッカー選手としての経験があり、年が近いこともあって、僕たちはすぐに意気投合しました。
昨年、フェリーチェがブラジル遠征した時に手助けしてくれたのがアレッシャンドレでした。
現在、彼はお父さんのシルビオさんの後をついで代理人の仕事を始めています。ポルトガル語、日本語、英語が出来るので世界中にネットワークを持っています。特にポルトガルには強いコネクションを持っています。
サッカーは国際的なスポーツです。遠くない将来、フェリーチェから世界へと羽ばたいていく選手が出てくる時、アレッシャンドレたちが助けてくれるだろう。そんな風に思える友達なのです。
2008年3月