2008年6月23日
FELICE
梅雨に入り、雨が続いたと思ったら、今度は晴れるという不思議な天気が続いていますが、
お元気でしょうか。
僕の方は、先日「TakeAction+1」というエキシビションマッチに参加してきました。
僕がこのイベントの主催者であるヒデこと中田英寿から相談を受けたのは、今年の頭のことでした。昨年12月、ヒデから久しぶりに連絡がありました。年末にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われるジーコのチャリティマッチに出場するので、一緒に練習しないかという誘いでした。
一緒に練習している間、様々な話になり、今回の試合の話を聞きました。
ヒデは引退後、世界各地を旅している間に、サッカーの偉大さを改めて知ったといいます。世界には富める国もあれば貧しい国もある。貧しい国の中には環境問題で困っている国も少なくない。サッカーを通じて、何かできないかとヒデは考えました。
「一緒にやってもらえないか」
ヒデの言葉に僕はすぐに頷きました。
日本はもちろん世界に、環境問題などについて知ってもらうための試合を開催することになりました。
世界中からヒデの考えに賛同してくれる選手に連絡をとりました。僕も、間接的に付き合いのあった元ユベントスのパオロ・モンテーロを紹介しました。
試合に出場するには、身体を作り上げなければなりません。4月にはヒデと一緒にタイへ行き、ミニキャンプを張りました。
「今回の試合は大舞台になる。みっともないプレーをして惨めな思いをするのは自分だから」
そういってストイックにトレーニングに励むヒデに僕も共感しました。
試合が近づき、僕たちのチームの練習試合のマッチメイクは僕がアレンジしました。本来は非公開ということだったのですが、古くからの付き合いであるジョゼが監督を務める明海大学には、浦安のスクールの子供たちを呼びました。ヒデたち、元日本代表の選手たちのプレーから子供たちが色々なものを感じてくれたと思っています。
試合当日、フェリーチェ関係のために、ヒデはバックススタンドの一番前の六百席を押さえてくれました。試合後、ヒデからの電話の第一声は、
「子供たちは喜んでくれた?」
というものでした。ヒデがフェリーチェのことを気遣ってくれたことを嬉しく思いました。
試合中、僕はもちろん、フェリーチェのコーチである名良橋コーチ、中西コーチへの暖かい応援をピッチの中で感じました。
試合中、僕はフェリーチェの子供たちのことを考えていました。
みんなの前で惨めなプレーはできない。僕が子供たちに伝えたいと思っているのは、技術や戦術ではありません。前向きに努力している姿を見せなければならない。
そのことはある程度はできたという自信があります。
今回のイベントに参加することで、これからの様々なアイディアも浮かびました。
ダービッツなど世界選抜の選手たちとも親しくしてもらい、新しい関係もできました。
これからも力を尽くして、サッカーを伝えていきます。今後ともご協力宜しくお願いします。
観客席で、あるいはテレビの前で、僕たちの事を応援していただいた、皆さんに「ありがとう」と感謝しています。